五十肩の症状
五十肩の臨床症状
@ 肩関節の違和感
肩を動かす時に、痛くはないけれど、なんとなく違和感があるという状態です。
A 肩関節の痛み(運動時痛のほか、自発痛、夜間痛もある)
肩を動かすと痛い(運動時痛)、あるいは動かさなくても痛い(自発痛)、寝ているときに痛い(夜間痛)など痛みがある状態です。
B 可動域制限(肩が上がらなくなる)
肩の動く範囲が制限される状態です。
痛みによる場合と肩関節拘縮による場合があります。
主に屈曲(腕を前から上げる動作)、外転(腕を横から上げる動作)、伸展(腕を後に上げる動作)、外旋(肘を90度に曲げた状態で前腕を横に開く動作)の可動域の制限を確認する必要があります。
C 結帯障害
いわゆる帯を結ぶ動作、あるいはエプロンを後で結ぶような動作ができない状態です。
D 結髪障害
髪を結ぶあるいはドライヤーをかけるなどの動作ができない状態です。
以上のような症状がある場合、五十肩と疑われます。
一般的には肩が痛くて関節可動域制限がある場合に、五十肩といわれることが多いです。